「連帯を求めて孤立を恐れず、

力及ばずして倒れることを辞さないが、

力を尽くさずして挫けることを拒否する。」

　これは私が予備校時代にセンター試験化学で講師だった大橋憲三先生が最終講義で黒板に書かれた言葉である。大橋先生はいつもアジ演説のように授業中に話していた。昔の闘士である。先生も安田講堂に立て篭もっていたそうだ。

　この言葉は、東大全共闘が安田講堂をバリケード封鎖したときに講堂内に書かれていた言葉である。これをもって大橋先生が連帯や革命を呼びかけたのではない。受験生にエールを送ったのだ。


力及ばずして倒れることを辞さないが、

力を尽くさずして挫けることを拒否する。




いよいよ入試である。
エールを送ろう！