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高校と環境

私の時代の都立高校はグループ選抜方式といい学区内の高校を2つのグループに分け、調査書と学力検査でグループ合格者を決定する制度だった。これは、第一志望が不合格であっても、グループ内で定員に達していない高校を順位をつけて三校まで第二志望とすることができた。それでも定員に満たない学校は、その学校を第一志望としていた者を、成績順に「繰り上げ合格者」とした。

私の高校は第1志望がきわめて少なく受け皿的な高校だった。

「俺●●(高校名)落ちてここにきた」「●●は俺のいるところじゃない」という声もあった。卒業寸前までこんなことをいっている同級生がいた。

カリキュラムも3年次で日本史と世界史が必修というもので、こういったことを鑑みたり科目負担が少ないため私立文系志望者が大半だった。

私は数少ない国公立志望。国公立医学部志望となると皆無になる。

友人と夢を語ることもせず、夢を語っても無関心な同級生が多かった。共学といっても男女がなんかよそよそしい雰囲気があった。

こういった受け皿の学校でモチベーションが保てるのだろうかと今でも考える。

私が高3になるときに教会で一緒だった女子が学区のトップ校から私の高校に落ちてきた。彼女は「私は東大へ行く」と中学時代から明言をしていた。ご両親も学者であり幼少のときから東大を意識する環境にあったのだろう。廊下で会って挨拶をした。その晩に彼女から電話が来た。

「おかださん、うちの高校からどうやれば東大にいかれますか?」

私は3年になるまでいろいろと思いがあった。彼女にこの高校の問題点を正直に話そうと思った。

スバリ

「周りのペースの巻かれないこと。ずっと勉強をすること」

といい高校の状況を話した。学校にあわせたら東大になんかいかれない。私立文系でも浪人するという事実を突きつけた。逆に自由な環境だから何をしてもいいかもしれない。だから勉強をすべきだといった。

翌日の東横線の中で単語帳を開く彼女を見た。周囲で単語帳を開いている生徒は東京学芸大附属高校(都内屈指のトップ校)の生徒だけである。この実行力に本気を感じた。

部活も自宅活動が主だった私が部長をする文芸創作部に所属して文化祭では頑張ってくれた。

授業中の演習も早く片付けてZ会の教材をやることを担当の教師と話をつけてやっていた。

彼女はその自由な環境を十二分に活用した。一浪はしたものの東大文1に合格をして法学部を卒業、他分野の大学院に進み、今は海外の大学院で研究を続けている。

このように環境を越えることができればいい。しかし、実際に環境に染まることもある。

第二志望受入れ校で理想の大学に進学することは凡人では難儀である。

「俺●●(高校名)落ちてここにきた」「●●は俺のいるところじゃない」

というような高校生活を送ってほしくないのだ。

第二志望受け入れ校(2次募集)への入学を覚悟した生徒さんもいるかもしれない。

私はその気持ちが少しはわかる。

挫折をバネにするんだ。

そのための協力は惜しまない。

大学受験はWittyゼミで協力させていただきます。

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までお気軽に。

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