資格はなぜ取るのですか?
それは不愉快な気持ちにならないためです。
それは資格で実力の目安になるためです。
こんなことを生徒さんに話している。
私自身、一時期塾業界から遠のいた時期があった。
大学の専攻を生かして介護会社や病院の医療相談室の相談員(ソーシャルワーカー)をしていた。
医療福祉の世界は資格の世界。
有資格者の数で利益が変わってくるからもある。
資格の有無で仕事の範疇も深さも変わってくる。
職場全体も有資格者がいると専門性から質が違ってくる。
その中で資格がないといろいろ嫌な思いをする。
私が介護会社の大手である今はなきコムスンにセンター長として介護保険導入前後に働いていた。
当時は福祉系の大学などを出ると付与される「社会福祉主事」という任用資格しかなかった。
センター長はほとんどが異業種からの転職組だった。
その中に社会福祉士会と介護福祉士の資格を持っている同僚がいた。
福祉専門学校を卒業して社会福祉士資格を得、介護の実地経験と試験で介護福祉士を得たそうだ。
いろいろな会議や研修で資格を武器に発言していた。
幹部に唯一いた社会福祉士にも対等に渡り合っていた。
センターには栄養士資格を基礎に資格を取ったケアマネージャーAがいた。
よく主張をするので発言力もあった。
単に「大学で福祉の勉強をしました」「社会福祉士の受験資格を持っています」だけでは通用はしない。
発言力がないのだ。
コムスンの拠点が閉鎖になったあとで縁があって地域の社会福祉法人に精神医療分野のソーシャルワーカーとして就職した。
コムスン時代以上の待遇だった。
最初は同じように福祉系の大学を出て社会福祉士や精神保健福祉士の資格試験に受からない同僚もいた。
ある意味で居心地がよかった。
「いつか福祉士をとればいいんだ。精神保健福祉士は通信で受験資格を取ればいいな」
と考えていた。
しかし、前にいた職場の先輩たちがどんどん退職していった。
いつの間にか私が最古参になった。
そこで新規募集がかかり私より年長の社会福祉士の有資格者が採用された。
苦労して資格を取ったようで何かにつけて「社会福祉士を取れ」「資格がないとダメだ」といわれるようになった。
しょっちゅう言われるのでいい気持ちはしなかった。
このときに資格の強さがわかった。
いろいろあって東京に帰ることになった。
どうしても精神科にかかわりたくて無資格で歌舞伎町に近い診療所の正社員になった。
ここでは精神保健福祉士「受験中」の上司と同僚や夜学の精神保健福祉士の専門学校に通っている同僚もいた。
あまり職場のスタントと私が合わないと思われたようで退職を勧められた。
弁護士と相談して勧奨退社にさせるようにいわれた。
勧奨退社は会社都合解雇と同じように失業給付が受けられる。
そこで勧奨退社となった。
そして、何かをしようと考えてルーテル学院大の大学院か夜学の精神保健福祉士の専門学校のどちらかに行こうと悩んでいた。
結局、専門学校をを選んだ。
大卒で社会福祉士の受験資格を持っていることが条件の短期養成課程。
翌年の精神保健福祉士の受験に間に合う。
専門学校の受験もした。
合格し、幸いにも実地経験が生かされて実習は免除で学費も減免された。
昼は失業給付が終わるころに専門学校委託訓練を受けて福祉住環境コーディネーターの勉強をして失業給付の支給延長もできた。
10月には専門学校の先生の紹介で都内の精神科病院の就職も決まった。
ここから資格への逆襲がはじまる。
職場は素晴らしかった。
翌年に精神保健福祉士、翌々年に社会福祉士を取得した。
そのあとで神学校大学院に進み牧師の修行に入った。
コムスンに戻ってコールセンターでバイトをした。
W福祉士なのでケアマネを持っていた鍼灸師から資格を取ったの視覚障がいをもったケアマネさんにも頼ってもらった。
入ってすぐはセンター調整と募集応募しかできないのに「介護相談」もさせてもらった。
ケアマネの勉強もできて翌年には合格できた。
牧師の修行?!も一段落ついてきたので再び精神科の世界に戻った。
この病院では上司が本当に素晴らしくて私の暴走を操縦しつついろいろやらせてもらった。
長期入院の社会参加(社会復帰)から長期入院を解消することもできた。
動機づけからはじめて退院まで。
退院後の訪問看護までシステム化した。スタッフの一体感がよかった。
職場の雰囲気がよかったこともあったが自分自身「資格を持っている安心感」があった。
昔できなかったことがどんどんでいた。
上司の理解と信頼もあった。
資格で嫌な思いをしない。
資格があれば発言権も給与も上がる。
なんでも資格はとる。
先日、小6で「将来は薬剤師になりたい」という生徒さんがいた。
私は中学に入ったら「登録販売者」の勉強をするように勧めた。
登録販売者は高校レベルの生物の「人体範囲」と薬事法制、薬の効用などの勉強が必要だ。
中学生でできないことはない。
もしも取得すれば「最年少登録販売者合格者」になるかもしれない。
将来に進みたい分野の勉強をすることは夢へのモチベーションも上がっていく。
私の40年来の友人のことば
「資格は最低限そのくらいの知識を持ってない人を携わらせては駄目、企業側が人材育成出来ないし、最近は仕事を自分で覚えないで会社から習おうとする奴まで、ヤバイ奴使えないし、全て企業のせいになるから、資格無いやつ取らない、そもそも資格無いやつって転職組で、辞める可能性の高い奴だから、当たり前と言えば当たり前」
それは不愉快な気持ちにならないためです。
それは資格で実力の目安になるためです。
こんなことを生徒さんに話している。
私自身、一時期塾業界から遠のいた時期があった。
大学の専攻を生かして介護会社や病院の医療相談室の相談員(ソーシャルワーカー)をしていた。
医療福祉の世界は資格の世界。
有資格者の数で利益が変わってくるからもある。
資格の有無で仕事の範疇も深さも変わってくる。
職場全体も有資格者がいると専門性から質が違ってくる。
その中で資格がないといろいろ嫌な思いをする。
私が介護会社の大手である今はなきコムスンにセンター長として介護保険導入前後に働いていた。
当時は福祉系の大学などを出ると付与される「社会福祉主事」という任用資格しかなかった。
センター長はほとんどが異業種からの転職組だった。
その中に社会福祉士会と介護福祉士の資格を持っている同僚がいた。
福祉専門学校を卒業して社会福祉士資格を得、介護の実地経験と試験で介護福祉士を得たそうだ。
いろいろな会議や研修で資格を武器に発言していた。
幹部に唯一いた社会福祉士にも対等に渡り合っていた。
センターには栄養士資格を基礎に資格を取ったケアマネージャーAがいた。
よく主張をするので発言力もあった。
単に「大学で福祉の勉強をしました」「社会福祉士の受験資格を持っています」だけでは通用はしない。
発言力がないのだ。
コムスンの拠点が閉鎖になったあとで縁があって地域の社会福祉法人に精神医療分野のソーシャルワーカーとして就職した。
コムスン時代以上の待遇だった。
最初は同じように福祉系の大学を出て社会福祉士や精神保健福祉士の資格試験に受からない同僚もいた。
ある意味で居心地がよかった。
「いつか福祉士をとればいいんだ。精神保健福祉士は通信で受験資格を取ればいいな」
と考えていた。
しかし、前にいた職場の先輩たちがどんどん退職していった。
いつの間にか私が最古参になった。
そこで新規募集がかかり私より年長の社会福祉士の有資格者が採用された。
苦労して資格を取ったようで何かにつけて「社会福祉士を取れ」「資格がないとダメだ」といわれるようになった。
しょっちゅう言われるのでいい気持ちはしなかった。
このときに資格の強さがわかった。
いろいろあって東京に帰ることになった。
どうしても精神科にかかわりたくて無資格で歌舞伎町に近い診療所の正社員になった。
ここでは精神保健福祉士「受験中」の上司と同僚や夜学の精神保健福祉士の専門学校に通っている同僚もいた。
あまり職場のスタントと私が合わないと思われたようで退職を勧められた。
弁護士と相談して勧奨退社にさせるようにいわれた。
勧奨退社は会社都合解雇と同じように失業給付が受けられる。
そこで勧奨退社となった。
そして、何かをしようと考えてルーテル学院大の大学院か夜学の精神保健福祉士の専門学校のどちらかに行こうと悩んでいた。
結局、専門学校をを選んだ。
大卒で社会福祉士の受験資格を持っていることが条件の短期養成課程。
翌年の精神保健福祉士の受験に間に合う。
専門学校の受験もした。
合格し、幸いにも実地経験が生かされて実習は免除で学費も減免された。
昼は失業給付が終わるころに専門学校委託訓練を受けて福祉住環境コーディネーターの勉強をして失業給付の支給延長もできた。
10月には専門学校の先生の紹介で都内の精神科病院の就職も決まった。
ここから資格への逆襲がはじまる。
職場は素晴らしかった。
翌年に精神保健福祉士、翌々年に社会福祉士を取得した。
そのあとで神学校大学院に進み牧師の修行に入った。
コムスンに戻ってコールセンターでバイトをした。
W福祉士なのでケアマネを持っていた鍼灸師から資格を取ったの視覚障がいをもったケアマネさんにも頼ってもらった。
入ってすぐはセンター調整と募集応募しかできないのに「介護相談」もさせてもらった。
ケアマネの勉強もできて翌年には合格できた。
牧師の修行?!も一段落ついてきたので再び精神科の世界に戻った。
この病院では上司が本当に素晴らしくて私の暴走を操縦しつついろいろやらせてもらった。
長期入院の社会参加(社会復帰)から長期入院を解消することもできた。
動機づけからはじめて退院まで。
退院後の訪問看護までシステム化した。スタッフの一体感がよかった。
職場の雰囲気がよかったこともあったが自分自身「資格を持っている安心感」があった。
昔できなかったことがどんどんでいた。
上司の理解と信頼もあった。
資格で嫌な思いをしない。
資格があれば発言権も給与も上がる。
なんでも資格はとる。
先日、小6で「将来は薬剤師になりたい」という生徒さんがいた。
私は中学に入ったら「登録販売者」の勉強をするように勧めた。
登録販売者は高校レベルの生物の「人体範囲」と薬事法制、薬の効用などの勉強が必要だ。
中学生でできないことはない。
もしも取得すれば「最年少登録販売者合格者」になるかもしれない。
将来に進みたい分野の勉強をすることは夢へのモチベーションも上がっていく。
私の40年来の友人のことば
「資格は最低限そのくらいの知識を持ってない人を携わらせては駄目、企業側が人材育成出来ないし、最近は仕事を自分で覚えないで会社から習おうとする奴まで、ヤバイ奴使えないし、全て企業のせいになるから、資格無いやつ取らない、そもそも資格無いやつって転職組で、辞める可能性の高い奴だから、当たり前と言えば当たり前」