私の地元は東京の代々木だが、代々木5丁目であるので代ゼミまでは徒歩で１５分、自転車で８分くらいのところである。

近隣に１９６４年のオリンピック村の跡地にできた「青少年センター」がある。ここは体育設備があり、隣接する代々木公園はランニングができる。

私は中高生のころか「体育系専門予備校」ができた。環境的に体力を主とする体育系受験生の「対策」には恰好の地域だった。当時はこの手の予備校は１校しかなく独占状態でった。

バブル崩壊後も体育系の学生の就職は礼儀と耐久力が高いので引く手数多だったり、高校時代の競技歴をムダにしたくない学生が集まったのだろう。私の中学時代の友人もこの予備校に通って２浪はしたものの体育大学に入学してラグビー選手として

今は全国に３校であるが着実に実績を上げている。日体大などの私立だけではなく筑波や鹿屋体育にも合格している。

美術系、音楽系、体育系には専門のメソッドがそれなりにある。それは実技試験があるからだ。

しかし、教科学習を中心とする医学部を含む大学は専門はない。入試に出る内容は同じだからである。

特に「医学部専門」というのはありえない。「医学部」だから特化しているものは一部の大学で医学系の単語が出たり医系小論文があるくらいである。あまり専門性というのは必要とされていない。「医学部専門」の予備校は非常に高額である。

これは「医学部にいく」＝「医者になる」＝「安定高収入」といった図式の費用対効果につけこんだものとしか思えない。