出会いは大事だ。


　高3の冬休みに英語が壊滅的な状態だった私は、某予備校で浪人をしていた先輩に相談をした。いろいろな講師と特徴をあげてくれた。私はひとまず冬期講師でおススメの先生の講座を取った。授業の歯切れの良さ、テキストのまとまりもよかった。このときに「この先生についていけばどうにかなる」と思い浪人を決意した。そして9月の模試では偏差値が70近くになった。
こういった出逢いは勉強が好きになる契機となる。

　私は生まれも育ちも東京代々木で自転車ですぐそばにある代々木ゼミナール本校で大学に通いながら仮面浪人をして医学部を目指した。それは予備校の勉強が楽しくて長居していた面もある。そしてその予備校生活の時ににわかる楽しみを知った。その楽しみを伝えたくて浪人中に家庭教師をはじめ、教え子もできるようになるという感触を掴みました。

　大学を卒業して就職してからも、ふしぶしで勉強を教えてほしいと頼まれる事があり、沖縄に移ってからも近所の子に教えたりしているうちに、結局今は塾の仕事が本業になっている。

　塾は、学校の授業や勉強がわからないから、志望校に合格したいからなど色々な理由で繋がるきっかけをもつ、あの先生にもっと早く会えていたら、きっと違う人生になっていたかもしれないというのは、皆さんのお父さん、お母さんも感じた事があると思います。

　うちで力を入れている読解法についても、東大卒の家庭教師のススメでやりはじめた新聞のコラムをうつす訓練と有坂誠人先生の「５つの作業」をベースにした「読解法」を自ら開発している。

人との出会いから始まっている。