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浪人の立場1

3度目浪人が決まってバイトをしながら浪人をしようと思った。国立後期の試験が終わると当時くらいに目をつけていたエキストラのプロダクションに登録をした。
浪人の立場1

やりたい日に仕事ができることと待ち時間に勉強ができることが魅力だった。

勤務日が固定されていないためいつもちがう人がいる。1日だけでいなくなる人が別のプロダクションの人と会ったりといろいろだった。

テレビでしかみたことのない芸能人の方と「共演」できることも魅力だった。エキストラも「プロ」であるから俳優さんや女優さんからサインをもらったり握手は一切しない。でも、一緒に仕事ができるから嬉しかった。

現場にいくと「常連」と呼ばれるベテランの人がいる。いわゆる専業にしている人たちである。いろいろ身の上をきかれる。「浪人」というと「俺はケイオウの学生だ」とか「俺はワセダを卒だ」とかいう。

実際に移動のときに「渋滞」の表示があると平気で「シブタイ」と読んだり、アカデミックな話は一切ない。今になって思うと本当に早慶の学生や卒業生なら知性や教養はある。会話や行動の中でそういったことは自然と出てくるものだ。浪人時代は社会を知らずにあまり人と接していないためこういったことを疑わない。

エキストラの現場ということで実際に大学に入っていなかったり、卒業していなくても嘘を言って浪人の私よりも優位に立とうということなのだろう。

浪人生はいろいろと肩身が狭い。バイトをするにも嫌な思いをすることがある。普通はこんな経験はあまりしないしできない。しかし、貴重な体験である。こういった体験があるから私は今の仕事についているのかもしれない。

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