県内外国公立/難関私大/琉大対策
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医学部医学科の合格の秘訣

 「沖縄のうわさ話」では、【塾】や【学校】の項目で医学部受験ネタが良く出ている。その中にこんなものがあった。

「開邦高校でも国公立医学部(最低レベルで琉大)には現役で受かるの可能性があるは上位2名くらいまでです。」

 というレスポンスである。私は「高校でも席次信仰があるのか!」とびっくりした。大学入試は県内や校内が比較の対象ではない。医学部は全国の精鋭とされる受験生が集う。その基準に「上位2名くらいまで」というのは何なのだろうか?しかし、実際に開邦生に聞くと医学部は「上位2位」とか「上位5位」ということをいって進路指導をしている教員がいるそうだ。ベネッセ、駿台、代ゼミ、河合塾の模擬試験を実施しているのに「席次」で合格判定をしてしまう中学のような体質があることにびっくりした。
医学部医学科の合格の秘訣

 実際にこのことは如何なものか?数年前に開邦から琉大医学科に入学した生徒さんの1名はは「理数科」や「英語科」からではなかったはずである。そうなると学校のカリキュラム以外をこなして医学部に合格したこととなる。このことから考えても「席次」で合格判定をするのはナンセンスであろう。

 大手予備校の模擬試験を受けて全国データーに基づいての進路を考える方が得策である。本土の進学校ではそういった進路指導は当たり前であり、模擬試験をどんどん受けさせる。それは確実な情報を手に入れるためである。

 国公立大学医学部入試は「席次信仰」よりも「情報収集」と「共通テスト対策」を重視すべきではないかと考えている。「共通テスト」で高得点を得られないと二段階選抜や参加するだけの「オリンピック入試」(「参加することに意義がある」)となってしまうからである。「共通テスト」で失敗して自治医大や学費が比較的安いとされる慶応大学医学部医学科、慈恵医大、昭和大学医学部を受験する生徒もいるが基本ができていないのに受験をしても合格は難しい。私立医大の競争率は非常に高い上に経済的や個人背景が関わることもあるからだ。

 当塾が高校生クラスで医学部志望者に「共通テスト満点」とこたわる理由はここにある。自分自身の経験や東京時代の経験からこの結論に達しているのだ。


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