東京は大雨でも大雪でも大風でも交通が寸断する。災害への脆弱さでもある。
昨年は東京の私立高校へのリサーチの帰りに台風と重なって帰らなくなった。
私が在京時代も通勤に使った山手線がよく止まった。
少し前の恩師であるN先生のツイッターにこんなのがあった。
「理不尽なものを受け入れる力を鍛えて理不尽さに立ち向かえる力をつけるといいなあ。泣こうが不平を唱えようが雨は降るし強風は吹く。凌ぐには自分が工夫するしかない。子供時代にそういう体験をしておくほうが いいだろう。今日列車が止まって駅員に喚きちらしている愚か者を複数目にした。歩けボケ!」
電車が止まったら何を叫ぼうと何を喚こうが走ることはない。駅員に何をいっても無駄なのだ。「いつ走るのですか?」ときいてもわかるはずはない。ただ情報を待つだけである。
諏訪(長野)にいたとき社会福祉士の受験のために上京した。大雪で国道でトレーラーがスリップして道が大渋滞だった。駅まで自動車でいくことができない。山に住んでいたためできることは雪中行軍のように歩くことしかできない。
「このままそりのように滑れば早いだろうな」と思いつつ、山道を下る。
駅に着くと案の定、電車は止まっている。帰りたい人でごった返している。どんな状況でも明日は試験。いろいろ考える。高速バスは止まっている。車で行くにしても高速も国道もダメ。松本から北は動いているようなので松本までタクシー、そこから長野まで出て新幹線でいく。長野までタクシー、そこから新幹線。相乗りをしてお金を浮かそうかと考えたりする。
しかし、駅前にタクシーはいない。この地方は大雪でタクシーは休業状態になる。
止まっている電車は走らせるという放送があった。走れば雪が散るので「ラッセル車」のようになるという情報が入った。冷静に考えて散るレベルの雪じゃない。
できることは何もない。単に止まっている列車に乗るだけ。長野行の普通列車が足止めを食らっている。ひとまず乗ってみる。全く走らない。前に若い男性が3人座った。介護福祉士の受験のために上京する隣町の社会福祉協議会のヘルパーだった。いろいろ雑談。それしかできない。そのうちおにぎりが出る。鉄道会社も考えているのか車掌もいつの間にか女性になっていた。勝手に喚き散らされないようにするための策かなとか考える。
夜になった。動かない。深夜になり長野までは動くことになった。実際に動いたのは12時過ぎ。長野で停車車両に宿泊する「列車ホテル」に泊まって初電の新幹線で東京に向かうことになった。実家に帰ってシャワーを浴びてからでも間に合う。
結局、介護福祉士の受験生と一緒に行動して上野駅で別れた。
こういったどうしようもない状況におかれたときにどうするか?当時はスマホもない。電話くらいである。電話も通話継続時間もスタミナが続かない。
何ができるか?
単に待つことと、情報を判断することしかできない。
昨年は東京の私立高校へのリサーチの帰りに台風と重なって帰らなくなった。
私が在京時代も通勤に使った山手線がよく止まった。
少し前の恩師であるN先生のツイッターにこんなのがあった。
「理不尽なものを受け入れる力を鍛えて理不尽さに立ち向かえる力をつけるといいなあ。泣こうが不平を唱えようが雨は降るし強風は吹く。凌ぐには自分が工夫するしかない。子供時代にそういう体験をしておくほうが いいだろう。今日列車が止まって駅員に喚きちらしている愚か者を複数目にした。歩けボケ!」
電車が止まったら何を叫ぼうと何を喚こうが走ることはない。駅員に何をいっても無駄なのだ。「いつ走るのですか?」ときいてもわかるはずはない。ただ情報を待つだけである。
諏訪(長野)にいたとき社会福祉士の受験のために上京した。大雪で国道でトレーラーがスリップして道が大渋滞だった。駅まで自動車でいくことができない。山に住んでいたためできることは雪中行軍のように歩くことしかできない。
「このままそりのように滑れば早いだろうな」と思いつつ、山道を下る。
駅に着くと案の定、電車は止まっている。帰りたい人でごった返している。どんな状況でも明日は試験。いろいろ考える。高速バスは止まっている。車で行くにしても高速も国道もダメ。松本から北は動いているようなので松本までタクシー、そこから長野まで出て新幹線でいく。長野までタクシー、そこから新幹線。相乗りをしてお金を浮かそうかと考えたりする。
しかし、駅前にタクシーはいない。この地方は大雪でタクシーは休業状態になる。
止まっている電車は走らせるという放送があった。走れば雪が散るので「ラッセル車」のようになるという情報が入った。冷静に考えて散るレベルの雪じゃない。
できることは何もない。単に止まっている列車に乗るだけ。長野行の普通列車が足止めを食らっている。ひとまず乗ってみる。全く走らない。前に若い男性が3人座った。介護福祉士の受験のために上京する隣町の社会福祉協議会のヘルパーだった。いろいろ雑談。それしかできない。そのうちおにぎりが出る。鉄道会社も考えているのか車掌もいつの間にか女性になっていた。勝手に喚き散らされないようにするための策かなとか考える。
夜になった。動かない。深夜になり長野までは動くことになった。実際に動いたのは12時過ぎ。長野で停車車両に宿泊する「列車ホテル」に泊まって初電の新幹線で東京に向かうことになった。実家に帰ってシャワーを浴びてからでも間に合う。
結局、介護福祉士の受験生と一緒に行動して上野駅で別れた。
こういったどうしようもない状況におかれたときにどうするか?当時はスマホもない。電話くらいである。電話も通話継続時間もスタミナが続かない。
何ができるか?
単に待つことと、情報を判断することしかできない。