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大学とスポーツ

ある先生のブログで日大のスポーツ推薦の話が書いてあった。最後に
大学とスポーツ

「とりあえず有力なスポーツ推薦枠の高校生は、日大進学をやめて、早稲田に来てね♡」

とあった。早稲田出身の先生でもあるので早稲田愛なのだろう。

そこでこんなことを思い出した。もう25年近く前だった。厄介になっている家庭教師に正月特訓と称して正月2日から授業に伺った。

生徒さんから

「今日、お父さんいつもとちがう。○○大が駅伝で負けたので不機嫌なんだよ。毎年こう」

といわれた。いつも温厚でやさしいお父さんで授業が終わると毎回在宅しているときは玄関まで送りに来て下さる方だった。

その日も同じように玄関まで来てくださった。しかし、顔がちがっていた。

「先生!お時間ありますか?」

「はい!」

「上で少し話をしましょう!」

上階のリビングに呼ばれた。テレビには箱根駅伝が流れていた。

「先生!昨今の大学スポーツはおかしい。大体早稲田と○○大を高校生に選べといえば早稲田にいくでしょう!だから早稲田にいい学生ばかりばかり集まる。強くなっても当たり前!」

私は

「いえ。○○もいい大学ですよ。中学時代の友人が2回受験をして他の大学の体育学部にいきました。体育系学部の大学では最難関なのでは?」

お父さんが

「いえいえ。普通は早稲田にいきますよ!」

ということだった。いろいろとお父さんの大学スポーツに関しての思いを聞かせていただいた。

あわせて大学と推薦の問題を考えさせられたものだ。

あれから25年経って、体育系学部を新設する大学も増えてきた。また、大学別に強いスポーツが棲み分けられている感じがある。サッカーや野球は各大学から1~2名くらいではあるが、水泳、陸上、卓球、レスリングなどその種目に強い大学はいくつかに絞られている感じがする。また、その種目ができる設備がないとできないものもある。例えば相撲は数大学に絞られてしまう。

こういった環境で培った力は大学の名前を知らせるためには恰好の方法でもある。それは大学だけではなく在学生や卒業生の誇りにもなりうる。

このようなことが複雑に絡んで大学スポーツの勝利至上主義があるのかと思った。

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