当塾では退塾者が出ると徹底的にその原因を探求する。退塾理由がわかれば塾としてどうすればいいかを追求でき、それがサービス向上につながるからである。
退塾時には親御さんや生徒さんからちゃんと理由ことと同時に社長をはじめスタッフに「してあげられなかったことはあるか?」「何が悪かったのか?」などを自問自答したり、話し合う。
昨年度の退塾は多くはなかった。それまでは他塾に行くというケースが多かった。同じ地域や隣接地区に同じタイプでかつ実績が高い塾がないこともあるだろう。
いろいろと理由をきくなかでほとんどか以下の理由である。
「家で勉強しないので塾をやめます。」
「自分でやってみるので塾をやめます」
「部活もしていて勉強を一切しない。生活習慣を立て直すまで塾を休みます。」
このことを分析していた。若手の講師H先生が
「家で勉強しないからせめて塾だけでも勉強を…となりそうですが…。塾に行けば家庭での学習習慣が着くと期待したのでしょうか。」
H先生の言うことは、もっともなことである。私が何度もここで主張している通り塾は「拝所」でも「パワースポット」でもない。一週間で塾のある日は週3~4日。生徒さんにとって大半は学校と家庭の学習になるのだ。それをフォローするために当塾で土日の早朝から自習室を開放したり土日の試験対策を継続しているのだ。そこで塾としては試験対策において自分で勉強をする時間や暗記をする時間を次回の対策からさらに強化する方向で進めている。
このことに関して仲良くしていただいている信州伊那谷のトラスト英語学院福澤先生が以下のように意見をしてくださったうえにご自分の書かれたブログを紹介してくださった。
「塾に頼らず、自分で限界までやってみたい」といって退塾する生徒がいるのはどこの塾でも多いようである。
=ここから=
伸びない理由、勉強をやらない理由を塾と結びつけてしまうのは、退塾理由の最たるもので、その後、学力が伸びた子を見たことがありません。更に勉強をやらなくなる負のスパイラル・・・。家庭環境って怖いですね。
“退塾”という名の免罪符
http://green.ap.teacup.com/eigodo/2757.html
2016/7/16
“退塾”という名の免罪符
「塾に頼らず、自分で限界までやってみたい」
これは、退塾理由で最も多い常套句の一つです。これを理由に退塾した生徒で、その後伸びた生徒はいないと、経験上、断言できます。なぜなら、塾に通っていても限界までやっていないことを自分で認めている発言であり、塾を辞めたからといって、それまで出来ていないことが自分で出来るわけがありません。塾であろうと予備校であろうと通信講座であろうと、飽くまでもそれらはきっかけであり、常に自学の時間を確保し、それを日々継続することが大切です。
自分で限界までやっていないのに、伸びない原因を自分以外に求めているのは、他力本願な思考に支配されている証拠です。
塾に通ったり、定評のある参考書や問題集に取り組んだり、名だたる通信教育をやったり、プロ家庭教師に指導を仰いだとしても、それらはただのきっかけに過ぎません。それらを基にして、日々の小さな努力を積み上げることができてきたか・・・。成績が上がらない理由を自分に求めず、他のせいにすることは簡単なのです。
それまで出来ないないことが、急に出来るようになる。そんな旨い話はありません。
実はこの話、高校時代の私のことでもあります。中学時代と同じ塾に通っていたのですが、高校時代は成績が伸びず、「自分でやってみたい」と言って退塾しました。でも、辞めたからといってそれまで出来ていないことが出来るようにはなりませんでした。自分の弱さを認めたくないが故に、“退塾”という免罪符を自分に与えた感じです。今思うのは、中学時代は強い意志と共に、自宅でもかなりやっていましたが、高校時代はその気持ちが薄れ、勉強が出来ない理由を自分以外に求めていた弱い自分がいました。
結局、その弱い自分に気づくのも自分しかありません。そして、その弱さに気づかせてくれる指導者こそ、本当の師かもしれません。
=ここまで=
このように当塾でも「塾に頼らず、自分で限界までやってみたい」ということで退塾したり、授業に出ずに「自学」に勤しんで退熟した生徒の多くにいい結果が出ていない。
塾の授業と家庭学習は両輪である。だからこそ親御さんにも協力をお願いする。同時に自習室の活用をどんどんしていただきたい。
退塾時には親御さんや生徒さんからちゃんと理由ことと同時に社長をはじめスタッフに「してあげられなかったことはあるか?」「何が悪かったのか?」などを自問自答したり、話し合う。
昨年度の退塾は多くはなかった。それまでは他塾に行くというケースが多かった。同じ地域や隣接地区に同じタイプでかつ実績が高い塾がないこともあるだろう。
いろいろと理由をきくなかでほとんどか以下の理由である。
「家で勉強しないので塾をやめます。」
「自分でやってみるので塾をやめます」
「部活もしていて勉強を一切しない。生活習慣を立て直すまで塾を休みます。」
このことを分析していた。若手の講師H先生が
「家で勉強しないからせめて塾だけでも勉強を…となりそうですが…。塾に行けば家庭での学習習慣が着くと期待したのでしょうか。」
H先生の言うことは、もっともなことである。私が何度もここで主張している通り塾は「拝所」でも「パワースポット」でもない。一週間で塾のある日は週3~4日。生徒さんにとって大半は学校と家庭の学習になるのだ。それをフォローするために当塾で土日の早朝から自習室を開放したり土日の試験対策を継続しているのだ。そこで塾としては試験対策において自分で勉強をする時間や暗記をする時間を次回の対策からさらに強化する方向で進めている。
このことに関して仲良くしていただいている信州伊那谷のトラスト英語学院福澤先生が以下のように意見をしてくださったうえにご自分の書かれたブログを紹介してくださった。
「塾に頼らず、自分で限界までやってみたい」といって退塾する生徒がいるのはどこの塾でも多いようである。
=ここから=
伸びない理由、勉強をやらない理由を塾と結びつけてしまうのは、退塾理由の最たるもので、その後、学力が伸びた子を見たことがありません。更に勉強をやらなくなる負のスパイラル・・・。家庭環境って怖いですね。
“退塾”という名の免罪符
http://green.ap.teacup.com/eigodo/2757.html
2016/7/16
“退塾”という名の免罪符
「塾に頼らず、自分で限界までやってみたい」
これは、退塾理由で最も多い常套句の一つです。これを理由に退塾した生徒で、その後伸びた生徒はいないと、経験上、断言できます。なぜなら、塾に通っていても限界までやっていないことを自分で認めている発言であり、塾を辞めたからといって、それまで出来ていないことが自分で出来るわけがありません。塾であろうと予備校であろうと通信講座であろうと、飽くまでもそれらはきっかけであり、常に自学の時間を確保し、それを日々継続することが大切です。
自分で限界までやっていないのに、伸びない原因を自分以外に求めているのは、他力本願な思考に支配されている証拠です。
塾に通ったり、定評のある参考書や問題集に取り組んだり、名だたる通信教育をやったり、プロ家庭教師に指導を仰いだとしても、それらはただのきっかけに過ぎません。それらを基にして、日々の小さな努力を積み上げることができてきたか・・・。成績が上がらない理由を自分に求めず、他のせいにすることは簡単なのです。
それまで出来ないないことが、急に出来るようになる。そんな旨い話はありません。
実はこの話、高校時代の私のことでもあります。中学時代と同じ塾に通っていたのですが、高校時代は成績が伸びず、「自分でやってみたい」と言って退塾しました。でも、辞めたからといってそれまで出来ていないことが出来るようにはなりませんでした。自分の弱さを認めたくないが故に、“退塾”という免罪符を自分に与えた感じです。今思うのは、中学時代は強い意志と共に、自宅でもかなりやっていましたが、高校時代はその気持ちが薄れ、勉強が出来ない理由を自分以外に求めていた弱い自分がいました。
結局、その弱い自分に気づくのも自分しかありません。そして、その弱さに気づかせてくれる指導者こそ、本当の師かもしれません。
=ここまで=
このように当塾でも「塾に頼らず、自分で限界までやってみたい」ということで退塾したり、授業に出ずに「自学」に勤しんで退熟した生徒の多くにいい結果が出ていない。
塾の授業と家庭学習は両輪である。だからこそ親御さんにも協力をお願いする。同時に自習室の活用をどんどんしていただきたい。