当塾では少し余裕を持った目標でセンター試験を目指す。敵は塾内でも校内でもない。センター試験で争うナイチャーである。沖縄の高校生は受験をもっと拡く見て欲しのだ。


当塾は高校で生徒さんを区別することはしていない。どこの高校の生徒さんでも志があれば志望校に向けて勉強をする。今の時点で推薦合格している生徒さんを掲示しているが「高校名」は出していない。この合格者は、４Kやナンバースクールや私学ではなく中堅高校から合格した生徒さんである。このことを東京の提携校の小村校長に話したら「すんげーぇぇぇ」と声をあげて感激していた。しかし、小村校長も私もこういったスタンスで今まで合格を出してきた。

先日、大手予備校さんの新聞広告で推薦合格の広告があった。その全員が4Kとナンバースクールと薬科だった。こういった高校の生徒さんは基礎力、学校の協力体制、勉強習慣などから受験においては有利である。受かって当たり前といえるかもしれない。

私も中堅校出身で「医学部を受けます」といったら周囲の大人から「え？」とか「無理よ」とまで言われることがあった。私は自分の出身高校に絶望を持った時期もあった。大学に進むといろいろな高校出身者がいた。中には付属高校から1年浪人して一般入試で入学してきた人、東北のナンバースクールから入ってきた人、代ゼミ模試で日本史と国語だけ好成績な人などいろいろいた。そういう中で私の絶望は中堅校の生徒さんに大学という希望を与えたいというビジョンとなった。このトドメに私が社会人になってから働いたり、設立に参画した予備校では、高校に関係なく大学に合格するのだ。小村校長もここで出会った1人である。要は、本人の努力と塾のシステムである。

当塾の大学受験部は、高校ボーダレスである。「ドラゴン桜」のようなことも受験への取り組み方次第で実際に起こりうるのだ。