よくありがちな勘違い



受験生の中には、不安を解消するために、カラオケをする、ショッピングに行くなど何か勉強とは違うことをする人がよくいるでしょう。これは、気分転換をするという点では良いことです。しかし、それによって受験に対する不安の根源を取り除けるでしょうか。答えはNOです。受験に対する不安というものは勉強で解消するしかないでしょう。

・集中力を高める方法
ここで、集中力を高める方法についてもいくつか紹介しておきます。

1. 時間を短く区切る
人の集中力の限界は90分が限界といわれています。そのため大学の講義なども90分1コマで区切られています。だらだらと長い時間勉強するよりも、ストップウォッチなどで時間を区切り、決められた時間集中して勉強するほうが効率的に良いといえるでしょう。また、休憩時間とのメリハリをつけることも大切です。

2. ついついやってしまうことの把握と禁止令
勉強時間の妨げとなるついついやってしまうこと把握し、書き出してみましょう。そして、自分自身に禁止令を出しやるべきこと以外はやらない。そんな強い意志が集中力を生みます。最初は難しいかもしれませんが次第にそれが当たり前になり、習慣として身に付きます。意志の強さに自信のない人は、周りの人(家族など)と協力しながらやってみて下さい。次第に出来るようになるはずです。

3．リラックスする
人には集中したければしたいほど、しなければならないと思うほど、体に無駄な力が入り集中できなくなるものです(努力逆転の法則)。こうなってしまうと勉強の効率自体が悪くなってしまいます。勉強中は適度にリラックスを心掛けましょう。

4.その他の方法
上記の他には勉強する部屋の温度を涼しいと感じるくらいに設定する。手や足を動かす(一人で勉強しているときは貧乏ゆすりもOK、集中を高めます)、6時間以上の睡眠をとる(脳の状態を整えるため)などがあります。

・最後に言いたいこと
ただ漠然と不安を感じそのまま何も行動を起こさない。このことが受験に対する不安をより大きくします。そして、不安や焦りに負け負の連鎖反応に陥るのです。はっきり言いましょう。不安を感じるのは当たり前。それを解消するには勉強しろ。それしかないのです。

合格という栄光や、楽しい大学生活は、不安や焦りに打ち勝ち、諦めず最後まで勉強ができた人が掴み取るものです。そして、こういった苦しい経験が今後の人生に必ず生きてくるはずです。