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合格体験記・失敗体験記

キムタツ先生のブログとウォールを読んで書いてみた。

学習環境

http://www.kimu-tatsu.com/kimutatsublog/archives/22580

そこで

合格体験記・失敗体験記

受験を迎えるといろいろな「学習法」が現れる。

いろんな成功をした学生やその親が本を出したり、ネットで主張をしている。

私が働きながら医学部浪人をしていたときに限られた時間の中でいろいろな学習法を探したり、考案していた。

予備校の日は決めてあって集中して授業を受ける。

授業を終えるといつも講師の先生のところにいって1週間の学習といろいろな質問を受けてもらったり、授業の指導をしていただいた。

特に化学の大橋憲三先生にはお世話になった。

あるときに「東大理3」という参考書があった。東大理3生が発見した化学のテクニックが書かれた参考書だった。

これを買って大橋先生に「どんなですか?」

化学式がわかりやすかったので早速購入した。

そして大橋先生に聞いてみた。

「お。これね。この理3君には合っていた方法かもしれない。けど、みんながそうなわけない」

と一蹴された。

あるときに

「先生!先生からいただいた有機化学のプリントを山手線で覚えられるように開発しました」

といって作ったノート(写真)をみせた。大橋先生は、

合格体験記・失敗体験記

合格体験記・失敗体験記

「これは君にはあうかもしれないが、みんなにあうわけじゃないよ。君はこれで合っているんだからいい。けど、みんなができるようになるわけじゃない」

と一蹴された。

今になって考えるとよくわかる。

それは一人の学習法だからである。これに盲目的になってしまうのは危険である。

これは合格体験記に書かれている勉強法や受験勉強の研究家や予備校の先生が書かれている本にも言える。

言えることは「こうすれば成績が伸びる!」とか「この方法は無敵だ」というものは存在しない。

逆に「こうすれば伸びない」というものならならいくらでもある。

よく予備校時代の英語の講師の先生が「過激な題名の本や『必ず上がる』というニュアンスのある参考書はやめておけ」とおっしゃっていた。

実際に私が高校時代は英語が苦手でこの手の「必ず上がる」参考書を何冊も試みたが成績は上がらなかった。

じゃあどうすればいいか?

メインラインは守って、各生徒さんの特性や好き嫌いに合わせていろいろな勉強の方法を一緒に考えることだろう。

しかし、一番、大事なのは生徒さんの将来のビジョンやドリームを一緒に考えてモチベーションを上げる話をしたり、環境を与えることが予備校の大事な役割だろう。

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