アクティブラーニングとキャリア教育に関する業者から電話営業がきた。
社長は何でも対応するのが基本なのですぐに営業からメールが来た。
次のような趣旨のメールを返送してみました。(メールの内容ですが文章はかえている)
=ここから=
いろいろキャリア教育への思いはあるが、沖縄の場合は学校が主導してくれていて、すでにある程度は定着しています。
塾の出る舞台ではありません。
キャリア教育は沖縄は私教育並びに公教育で学校が古くから実施しています。
例えば商業高校での古くからの校内銀行や農林高校では県産品の開発など。
最近では私学もいろいろとキャリア教育に入っています。
興南は中学生に会社を設立させて企業や事業を体感させることや沖縄カトリック中高でも興南学園の後をつくようにキャリア教育が盛んです。
尚学学園では、職場体験はもちろんのこと海外への体験も含めて奥深く広くやってます。
教員たちも本土の研修や先駆例に学び非常にいい教育をしています。
1990年代に横浜国立大学の吉田辰雄先生が提唱されたLETS「勤労体験学習」からはじまった「職場体験」は全国に拡大しました。
公立中学校では、介護、保育、サービス業(マックドナルド、ジュンク堂など)くらいしかできません。
この現状はよくないので当塾生には「自己開拓」を進めております。
医者に興味があって病院での職場体験をするなら体験前に「医師志望」をいうとか、助産師になりたいなら自分で親の協力も得て助産院や産婦人科クリニックを探すように促しております。
その成果もあり医師、助産師への道を歩んだ卒業生もおります。
結局、公立の場合は知恵と情報と策が必要なのです。
大学生になればインターンがありますが、キャリア教育というより縁故作りにような感が最近強いと思います。私は3専攻を経て社会人(うち大学院は仕事をしながら)に至りましたが、社会福祉学科時代は実習先に就職する同級生もおりました。
1997年でした。実習先から就職というのがすでに医療・福祉といった資格系の学部だと古くからありました。
資格系学部以外に拡大しましたが、社員からのセクハラ、モラハラ、アルハラ、エイハラなどいろいろあるようです。
アクティブラーニングとキャリア教育はアクティブラーニングがベースであるのですが、別に考えて方がいいです。
海外からの外圧や従来の教育批判からアクティブラーニングが出てきました。
一般的な知識を詰め込むインプット型の教育は日本に優秀な官僚を生み出し国力を増進させました。
そしてバブル崩壊まで日本は世界でトップとなりました。
詰め込み教育を一概に批判するのは今までの日本や繁栄を否定することです。
詰め込み教育も時には必要です。
しかし、日本では1980年代後半の東京大学の理系の生物や国語といったなかで実験考察力や、「正解のない問い」が出題されていました。
数学は答えは1つですが過程があっていれば得点できます。
こういった入試の背景を知らずに「正解のない問い」をこたえるためのスキルを技術的に得ても従前の教育と全くかわりません。
じゃあどうやって「アクティブラーニング」が叫ばれる中で生徒さんが自ら考え、思考力・判断力・表現力を養うかです。これは教材とかでは語れません。できません。人間には感性があるからです。
例えばボランティア活動を通じて人と接したり、そこにある問題に直面して考えること、旅に出て実際の産業や自然などに触れあって知ることなどです。例えば御社(この会社は新宿にある)の近くである新宿5丁目の三光白衣の裏あたりに住宅地があります。そこに「虹インマヌエル教会」という韓国人の女性牧師がやっている教会があります。ここでは週に数回朝の5時からホームレスへの炊き出しをしています。仮にここにいってみて生徒さんが何を考えるか?
ホームレスは臭いのでちかよらない?
あんな人になりたくない?
何か役に立ちたい?
人を救いたい?
など
みんな考えることが違います。御社も社外社会貢献活動の一環でボランティアに参加されるといいかもしれません。
数年前にこんなことがありました。沖縄にある国会議員がいます。あるときに「県内のごみを拾おう」と1人ではじめました。
後援者を中心にゴミ拾いが拡大されました。多くは会社経営者や幹部でした。
あるときにある建設会社の社長さんが私に
「私これに参加して世の中への価値観が変わったよ。ほんとうによかった」といっていました。
理由はよくわかりませんが経験は何歳になってもどんなに金持ちになっても人をかえると思いました。
私はよくサッカーが好きな生徒さんにJリーグのユニフォームを話をします。
例えば長野県のJ2松本山雅FCのユニフォームスポンサー。
胸はEPSON(セイコーエプソン)、腕はキッセイ薬品工業、背中は長野銀行、ズボンは信濃毎日新聞です。
そこから長野県中南部の産業を考えるといろいろみえてきます。
また、長野県にも興味を持ちます。手法や教材というものではなくアクティブラーニングは自分から興味を持っていただくようにすることです。
また、新入試は昨年までのセンター試験と英語以外はそんなにかわっていません。
センター試験もすでに1990年ごろから考える問題を多数出しております。アクティブラーニングが新入試対策対応というわけではありません。
基礎学力とそれに裏打ちされた実力がないとどんな勉強もそうですが意味がありません。どんなに入試がかわっても実力のあるものは勝つのです。これは社会も同じです。
=ここまで=
いろいろな営業が来る中で意見交換ができればといつも思っています。笑
社長は何でも対応するのが基本なのですぐに営業からメールが来た。
次のような趣旨のメールを返送してみました。(メールの内容ですが文章はかえている)
=ここから=
いろいろキャリア教育への思いはあるが、沖縄の場合は学校が主導してくれていて、すでにある程度は定着しています。
塾の出る舞台ではありません。
キャリア教育は沖縄は私教育並びに公教育で学校が古くから実施しています。
例えば商業高校での古くからの校内銀行や農林高校では県産品の開発など。
最近では私学もいろいろとキャリア教育に入っています。
興南は中学生に会社を設立させて企業や事業を体感させることや沖縄カトリック中高でも興南学園の後をつくようにキャリア教育が盛んです。
尚学学園では、職場体験はもちろんのこと海外への体験も含めて奥深く広くやってます。
教員たちも本土の研修や先駆例に学び非常にいい教育をしています。
1990年代に横浜国立大学の吉田辰雄先生が提唱されたLETS「勤労体験学習」からはじまった「職場体験」は全国に拡大しました。
公立中学校では、介護、保育、サービス業(マックドナルド、ジュンク堂など)くらいしかできません。
この現状はよくないので当塾生には「自己開拓」を進めております。
医者に興味があって病院での職場体験をするなら体験前に「医師志望」をいうとか、助産師になりたいなら自分で親の協力も得て助産院や産婦人科クリニックを探すように促しております。
その成果もあり医師、助産師への道を歩んだ卒業生もおります。
結局、公立の場合は知恵と情報と策が必要なのです。
大学生になればインターンがありますが、キャリア教育というより縁故作りにような感が最近強いと思います。私は3専攻を経て社会人(うち大学院は仕事をしながら)に至りましたが、社会福祉学科時代は実習先に就職する同級生もおりました。
1997年でした。実習先から就職というのがすでに医療・福祉といった資格系の学部だと古くからありました。
資格系学部以外に拡大しましたが、社員からのセクハラ、モラハラ、アルハラ、エイハラなどいろいろあるようです。
アクティブラーニングとキャリア教育はアクティブラーニングがベースであるのですが、別に考えて方がいいです。
海外からの外圧や従来の教育批判からアクティブラーニングが出てきました。
一般的な知識を詰め込むインプット型の教育は日本に優秀な官僚を生み出し国力を増進させました。
そしてバブル崩壊まで日本は世界でトップとなりました。
詰め込み教育を一概に批判するのは今までの日本や繁栄を否定することです。
詰め込み教育も時には必要です。
しかし、日本では1980年代後半の東京大学の理系の生物や国語といったなかで実験考察力や、「正解のない問い」が出題されていました。
数学は答えは1つですが過程があっていれば得点できます。
こういった入試の背景を知らずに「正解のない問い」をこたえるためのスキルを技術的に得ても従前の教育と全くかわりません。
じゃあどうやって「アクティブラーニング」が叫ばれる中で生徒さんが自ら考え、思考力・判断力・表現力を養うかです。これは教材とかでは語れません。できません。人間には感性があるからです。
例えばボランティア活動を通じて人と接したり、そこにある問題に直面して考えること、旅に出て実際の産業や自然などに触れあって知ることなどです。例えば御社(この会社は新宿にある)の近くである新宿5丁目の三光白衣の裏あたりに住宅地があります。そこに「虹インマヌエル教会」という韓国人の女性牧師がやっている教会があります。ここでは週に数回朝の5時からホームレスへの炊き出しをしています。仮にここにいってみて生徒さんが何を考えるか?
ホームレスは臭いのでちかよらない?
あんな人になりたくない?
何か役に立ちたい?
人を救いたい?
など
みんな考えることが違います。御社も社外社会貢献活動の一環でボランティアに参加されるといいかもしれません。
数年前にこんなことがありました。沖縄にある国会議員がいます。あるときに「県内のごみを拾おう」と1人ではじめました。
後援者を中心にゴミ拾いが拡大されました。多くは会社経営者や幹部でした。
あるときにある建設会社の社長さんが私に
「私これに参加して世の中への価値観が変わったよ。ほんとうによかった」といっていました。
理由はよくわかりませんが経験は何歳になってもどんなに金持ちになっても人をかえると思いました。
私はよくサッカーが好きな生徒さんにJリーグのユニフォームを話をします。
例えば長野県のJ2松本山雅FCのユニフォームスポンサー。
胸はEPSON(セイコーエプソン)、腕はキッセイ薬品工業、背中は長野銀行、ズボンは信濃毎日新聞です。
そこから長野県中南部の産業を考えるといろいろみえてきます。
また、長野県にも興味を持ちます。手法や教材というものではなくアクティブラーニングは自分から興味を持っていただくようにすることです。
また、新入試は昨年までのセンター試験と英語以外はそんなにかわっていません。
センター試験もすでに1990年ごろから考える問題を多数出しております。アクティブラーニングが新入試対策対応というわけではありません。
基礎学力とそれに裏打ちされた実力がないとどんな勉強もそうですが意味がありません。どんなに入試がかわっても実力のあるものは勝つのです。これは社会も同じです。
=ここまで=
いろいろな営業が来る中で意見交換ができればといつも思っています。笑