センター試験が終わって、ベネッセ駿台、河合塾、北九州予備校、東進などいろいろな判定とのにらめっこを生徒さんと一緒にやっている。

地元琉球大を志望する生徒さんは大半はA判定。



医療看護系を志望する生徒さんはAかB判定。

この生徒さんたちは志望を変えないと思います。

そこで、ずっと旧帝大を志望する生徒さん。

少しだけ目標点に達さない状況にある。

こういった場合はどうするか？

大学受験部発足2年目のMさん（現役）だった。

そもそも大学受験部がはじまるきっかけになってくれたのはMさんだった。

第一志望は筑波大学人文・文化学群人文学類。

センター判定はどこの業者も前後期CかDだった。

本人は「浪人しても弘文館に行く」といってうちの塾を信頼してくれていた。

高校からは「茨城空港？めずらしいね！旅しておいでよ」と半ば諦めたようにいわれていた。

前期日程はダメだった。

後期入試はD判定。科目も小論文しかない。

が、後期入試は前期入試でかなりの数のできる子は合格するので残った受験生で勝負する。

もしかしたら風が吹くかもしれないと思った。

そして発表日。

私が新年度のチラシを取りに印刷屋に行っていた。

重いチラシをコピー用紙の箱にいれたものを印刷屋から車に運んでいた。

そのときMさんの親御さんから電話が来た。

「先生！M受かりました」

「おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ！！！！！」

私が興奮して親御さんに心配をかけるくらいだった。

D判定でも逆転できた例だ。

他にもE判定で受かったという話も聞いたことがある。

さすがにF判定では無理ではあるが・・・。

受験はドラマだ。

そして最後までわからない。

こんなことを思いながら明日もにらめっこは続く。