先生！11月3日は塾に来られません！

先生！旗頭の練習です。

先生！吹奏楽部がパレードをします。見に来てくださいね。

毎年、11月3日は首里王朝祭（首里文化祭）です。

地元の小中学生は首里人の血が騒ぐときでもあります。

エイサーや旗頭の練習をしたり、首里中の吹奏楽部は毎年恒例のパレードのために一生懸命練習をします。

息子も出店を毎年楽しみにしています。

私は日本基督教団首里教会のバザーで神学の古書が掘り出し市に出るので安価で貴重本を買うのが毎年の楽しみです。

しかし、今回の火災で首里王朝祭り中止になりました。

社長（妻）はたまたま深夜にうちの猫に起こされて何気にスマホをみて火災を知りました。

私も起こされて昨夜はほとんど寝ていませんでした。

自宅マンションの屋上に上がると首里城が燃えていました。



私は愕然としました。

いつも遠くに見えていた首里城がこんな状態になっているのですから。

首里に住んで12年になります。

住居を決めるときに妻のこだわりで「首里の城下町でないとダメ」という条件で家を探しました。

結局、妻の実家のあるマンションで実家の階下の部屋を買いました。

首里王朝祭やいろいろな地域の行事や近隣の人そして地元の生徒さんとの交流で首里の人が首里を愛して首里に誇りを持っていることを知りました。

こんなことになってしまい心の整理がつきませんでした。

生徒さんの前では気丈にふるまっています。

首里の生徒さんも悲しみのなかで一所懸命試験に向けてがんばっています。

首里の生徒さんにとってもつらいことです。

一緒に乗り越えていくしかないのです。