私が信州ではあらゆる抜け道を使う。御柱祭、諏訪湖湖上花火大会、アルウィンでの松本山雅の試合などの大イベントのときでも渋滞はあまりかからない。

高校時代に叔父の友人で私を可愛がってくれたヨシアキおいちゃんがいた。夏季を信州で過ごす私を休みのたびにいろいろなところに連れて行ってくれた。細道、農道、山麓線などいろいろな道を通った。そのたびに

「道は一本に繋がっている。これが大事だ」

と話していた。普段は運転手をしているため道のプロでもある。

このときが生きている。免許を取ってからヨシアキおいちゃんから教わった道を記憶を辿り走った。それに加えていろいろな道を拓いてみた。峠や旧道や高速に沿う道など。長野県内をエリアに営業をしていたときも経費節減で高速利用を控える指示が出てさらにエリアは拡大した。北は飯山市、南は飯田市、東は上田佐久、西は木曽。

このように基礎の上に新たな知識が入るのは勉強にも通じる。

「道は一本に繋がっている。」

である。