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なってしまうことは怖い

東京の医療関係の大学に勤務している三姉と電話で話をした。

「歯科助手や歯科衛生士が歯科医院に勤務すると歯医者になったように勘違いをする人がいる」

「薬局に勤めると事務でも薬剤師になったと勘違いをする人がいる」

長年医療機関に勤務しているとこういった感覚を持つことは私自身わかっている。幸いに上司がこういったことに注意をするようにいう方だったので一線を引けた。

また、私たち夫婦の仲人が循環器内科を中心とした内科医であった。よく「診断は医師しかできない」といっていた。

三姉の話をきいて、私が精神保健福祉士の資格を取るために夜学の専門学校に行っていたことを思い出した。

この学校でソーシャルワーカーとしての経験者は私だけだった。

糖尿病の患者さんと精神疾患の話になったときにある学生が急に

「そのDM(糖尿病)方の検査値はどうなっているのか?」

という突っ込みをされた。しっかり「値」で診断をするような話をしていた。私は糖尿病の患者さんに対して生活改善にソーシャルワーカーが何をできるかということを話したわけである。先生もそういったことを求めて私に発言を求めたのだ。

この突っ込んだ学生は看護補助として都下の精神科病院に勤務していた。医師や看護師の指導の下にある看護補助なのに診断まがいのことをしてしまうのだ。おそらく勤務先ではこんなことをしないだろう。

勘違いに関しては個人でしているだけならいいかもしれない。しかし、周囲の人に「しったかぶり」をすることがよくない。これで本当の診断が遅れることもあるのだ。

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