15年以上前に政治に関わったことがある。

当時は参議院補選があり選挙対策事務所に張り付いた。

衆議院の区割りに従い選挙対策事務所があった。私は故今井澄先生の事務所にいた。

車の運転をしていたときに応援に来た方が今井澄先生に尋ねた。

「先生は経営危機の諏訪中央病院を立て直すとは商才がおありでしたか？

今井澄先生はこたえた

「患者さんのためにがむしゃら動いて働いて来た。収益は後からついて来た」

この言葉が当塾の経営理念をささえている。生徒さんのために粉骨砕身。収益は後からついて来ると信じている。収益があがっても私はデカイ家やきれいな家に住まなくても外車に乗るつもりはない。生徒さんに還元していく。今でも収益の大多数は塾のため生徒さんのために使っている。

病院勤務のときもこの言葉が私を支えた。いろいろな方から「岡田＝営業」といわれても動じなかった。私が見出したアイデアは患者様のためであり、金のためではない。「営業」といってもよいものを提供するのだから凛としていたらよい。

今井澄先生も最期の車は白い何型も前のブルーバードだった。諏訪インター近くのとんかつ屋が大好きだった。本当に質素な方だった。

今井澄先生

あらためてとこしえの平安を祈りたい。

「患者さんのためにがむしゃら動いて働いて来た。収益は後からついて来た」