沖縄の小学生で「医者になりたい」という子は他県に比べて圧倒的におおい。

多くは親からいわれてそうなっているケースである。

医学部に入れば国家試験は楽勝なので医者になれないことはよほどのことはないかぎりがない。

実は私も子ども時代から「医者になれ」と動機付けされてきた。私は医学部受験もした。

自分の子にも「医者になれ」とか動機付けをしたが、妻が「自由にさせなさい」「そういうのて嫌い」というのでやめた。

周囲の出会いで自分の将来を探させるようにしている。知事選挙の前後は「せいじか」といっていたが、今は「Ｊリーガー」といっている。

Ｊリーガーはいわゆる定年が早かったり、故障したらどうにもならないので大学にはいくようにいっている。実際にＪリーガーには大卒が多い。

子どもを医者にしたい親が子どものことを願って医者にしたいことはよくわかる。その願いの真意も。

当塾ではそういった生徒さんに医者になるなら使命を持つように動機付けている。は安定ではなくて使命。

医者になりたい小学生には「君たちは自分の幸福のためではなく、他者の幸福のために生を受けたのである。」というウイリアムオスラーのことばを語り、医者の社会的責任や科によっては24時間体制であることや徳田トラオ先生の話などをする。医者にまつわるＤＶＤや書籍も貸し出している。

最近は医者よりも獣医さんの方が多い。私は獣医さんの仕事の範囲の広さ、第一期生の獣医学専攻のＫ君の話をする。Ｋ君は久米島の牛肉ブランドを確立させるために繁殖専門獣医を小学校5年生のときから夢をもってがんばってきたことを話したり、近隣の獣医さんのエピソードなどを話している。『動物のお医者さん』も全巻揃えている。

これは夢のためである。動機や使命を持てば勉強も進むのだ。